ゆの里TOP >> コラム「 「ゆの里」の思いをカフェに託して「サショ・豆乳ヨーグルト」を東京から発信!」
「ゆの里」の思いをカフェに託して「サショ・豆乳ヨーグルト」を東京から発信!
40代独身コンビの“キャラ”に惹かれて、お客様が気軽に来店。
『ゆの里通信』Vol.10
あの人に会いたい〈月のしずくカフェ「みずのとびら」 奥 知子さん・小林 路子さん〉
「サショ・豆乳ヨーグルト」の販売はモノ売りではない。重岡社長のことばに、はっとさせられました。
地下鉄東西線「門前仲町」から徒歩約5分。由緒ある富岡八幡宮にも守られて、土地のちからを感じる場所です。
シニアマガジンとしては老舗の出版社。月のしずくカフェ「みずのとびら」の奥知子さん(写真右)と小林路子さんは、その通販部門で働いていた同僚でした。
長年勤めた会社でお互い部下もいる役職。しかし、入社当時に目指した会社の方向性は徐々に変わり始め、会議に参加してもしっくりこない。いつしか〝退職〟の二文字が頭にちらつき始めたころ、「ゆの里」に出会います。
「健康食品の開発も担当して、サプリについてはかなり詳しかったほうです。でも、ゆの里のお水に出会って、サプリより大切なことを教えられました」
自称、健康オタクの奥さんにとって、自分たちが商品を開発し、記事にするのは納得したものだけ。「本当にいいものを読者に届けてきた」という自負がありました。
相棒の小林さんも同じ。発信する基準は「自分たちがいいと思ったもの」。
だからこそ、「ゆの里」に通うようになって、今の会社では得られない自分たちが求めていたものがここにあるという思いが、日増しに強くなりました。
「月のしずく」を中心に据えたカフェを東京に開く。目玉は「ゆの里」が開発中の「豆乳ヨーグルト」で。
「2人で事業計画書をつくって、本気度を知ってもらおうと重岡社長にプレゼンテーションしました。コンセプトやターゲットも組み込んで」
そのプレゼン資料を見ながら、聞き終わった重岡社長が最後にひとこと。
「豆乳ヨーグルトの販売は、モノ売りではないんですよね」
「ゆの里」がこれまでやってきたことは重々理解していたつもり。数年にわたって重岡社長にも懇意にしてもらい、その思いは暇さえあれば聞いていた。
「でも、甘かったんですね。やっぱりどこか、お客様にモノをすすめようとしていた自分たちがいました。そして最後に言われたことは、いまの会社とは円満退職をすること。辞め方を絶対に間違えないようにと」
現状に不満を抱えて、会社に対してマイナス思考で見ていた2人は、このアドバイスに気持ちを見透かされたように〝ドキン〟とします。
「後ろ向きに捉えていた仕事を、もう一度向き直すきっかけになりました」と小林さんは当時の自分を振り返ります。
決めた転職だからこそ、悔いは残さない。休みを利用して東京から「ゆの里」へ通う気持ちにも、スイッチが入りました。
「豆乳ヨーグルト」の製造工程も学び、ようやく販売の許可が出ます。
2017年1月、いまの店がある門前仲町に狙いを定めたあとからは、ご縁としかいいようのない展開ぶりで、5月21日にオープンの日を迎えました。
場があることに感謝して、「ゆの里」を知ってもらう入口になりたい。
あ・うんの呼吸でつながっている2人。ヨーグルトの本場、ブルガリアへ行って現地調査や開発者に会ったのは、『ゆの里通信』(第8号)に掲載した通りです。
店では編集と商品開発の経験を生かして、メニュー撮影やチラシづくりもお手のもの。お互い、業界の知り合いも多く、オープン後は大きな宣伝もし
ていないのに、連日、客足は途切れることはありません。
「知人の口コミもうれしいのですが、何より有難いのは、オープン前からどんな店ができるのかとご近所の方が興味をもってくれたこと。隣の焼鳥屋のおじさんは、いまでは、毎日くる常連さんです」
30代の若い女性客が多いのも想定外だったとか。健康に関心が強く、取材時もベビーカーを引いたお母さんの姿がありました。
「場があることの意味を、すごく感じています。お客さん同士がすぐ会話できる、交流の場にもなっています。もっともっと「ゆの里」を知ってもらうために、私たちがやれることがいっぱいあります」
「みずのとびら」は、いま、始まったばかり。大きな扉を開いた2人が、今度はお客様のために、扉を開いて待っています。
月のしずくカフェ「みずのとびら」
お店では「サショ・豆乳ヨーグルト」をアレンジしたスィーツから健康ドリンク、月のしずくパンのオープンサンドなど、いろいろメニューが
東京都江東区牡丹町3-22-3
電話&ファックス03-6458-5228 水曜、第1・3・5木曜休み
地下鉄東西線「門前仲町」駅徒歩約5分。2番出口で地上に出たら右に曲がり、タイガー餃子を右折。巴橋をわたって最初の信号を渡り左折。郵便局が見えたらすぐです。